あとは石巻の「袖の渡り」です。最初に奥州に行ったときも渡ったと言われてるそうですが、
有名なのは、二度目、逃避行の時の話で、船で渡ろうにも渡す賃金すらない義経さん一行は、 駄賃がわりとして、義経さんの着ていた衣の袖をピっと切って(和服は引っ張ればすぐに袖は 取れますし)船頭に渡して、船を出して貰ったそうです。それで「袖の渡し」と言われており、古 来その故事から歌枕として詠まれております。
もっと近くに行って写真撮りたかったんですが、袖の渡し史跡には、主なのか鳥(雁?)がうよう
よ・・・しかもデかい。そしてグロいのが一羽・・・今も思い出してもウゲ〜!と思うんですが、あ の鳥さんの親は一体誰と交配したのやら・・・というほどキモい主鳥さんがおりました。なので近 付くことあたわず・・・さすがの主人も「絶対いやっ!」と写真撮ってこい命令に背いたほどでし た。
あとは塩釜神社です。
あとは『義経記』にある、最上川下りの観光場面、じゃなくて、白糸の滝とその周辺です。
最上川瀬瀬の岩波堰き止めよ寄らでぞ通る白糸の滝 (北の方)
最上川岩越す波に月冴えて夜面白き白糸の滝 (北の方)
(角川書店『国歌大観 第五巻』「義経記」1194頁より)
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