ご存知壬生に行きました。何度か行ってはいたのですが、そのたびカメラを忘れる失態を続
け、やっとこさ写真におさめることが出来ました。
ちょうど2月のガンデンデン(壬生狂言)が行われていた日でして、壬生は人でごったがえして
おりました。
2月なので寒いんですが、そんなこといってられないくらいの大にぎわいでした。あまりの人の
多さに、観るのをあきらめ、八木家住宅の見学に向かいました(家の中は暖かいかと思って)。 八木家は、壬生村きっての旧家で、かつて壬生郷士の長老をつとめていた。また幕末には新 選組の近藤勇 土方歳三などの宿所となり、旧壬生屯所として知られている。 建物は長屋門が東に開き、その奥に主屋が南面して建つ。当家に残る普請願から長屋門は 文化元年(一八〇四)、主屋は文化六年の造営と知られる。 主屋は西端に土間を奥まで通し、土間に沿って居室を三室ずつ二列に配する。入口は土間部 分に開くほか、東南隅に式台を備えた本玄関を配し、その北に仏間、奥座敷を一列に並べて 格式のある構成をとっている。 長屋門の外観は、腰に下見板を張り、与力窓や出格子窓を開くなど、昔のおもかげをよく残し ている。 壬生地区は今日市街化が著しいが、かつては洛中に近接した農村であり、当家は幕末期の 農家の遺構として、また、新選組ゆかりの建築として貴重であり、昭和五十八年六月一日、京 都市指定有形文化財に指定された。 京都市
案内してくださった方(初老の紳士でした)は、「このごろお若い中学生の方もいらっしゃるのだ
けれど、なんでかわからない。昔は中年男性ばかり来ていたのに」と仰ってました。少女漫画 や男性向けマンガで、このごろ新選組を描いているのがよく出てるんだ、ということを申しまし たら、合点なさいました(笑)。しかし、八木家は寒かった・・・。見学終了後、鶴屋さんのお茶と お菓子(見学したらあとで頂くことができます)をいただきました(美味しかった〜!)。
再び壬生寺に戻り、人気のなくなった寺の敷地内を散歩しました。大昔(私が幼い頃)、遊びに
来たことがありまして、その時に新選組を知りました。あれは小学校に入る前でした。
大河効果で、非公開であった前川屋敷も公開される可能性が出てきているそうですね。
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